「四宮小次郎のシューファルシを作ってみた」という記事で、かなりお金のかかる食材を使ってしまいました。
この写真の料理ですが、トリュフやモリーユ茸なんて高いものを使ったんです。
普通のスーパーで売ってる安い食材で、そこそこ豪華に見えて、美味しく作るのが、このホームページのテーマです。
ここは安い食材でアレンジしてみましょう。
材料(2人分)
キャベツの葉 大きめ4枚
豚挽き肉 200g
ナス 1本
卵 2個
長めのスライスベーコン 2枚
トマトケチャップ 大さじ2杯
コンソメスープの素 小さじ1杯
マスタード 大さじ1杯
乾燥ポルチーニ茸 大さじ1杯に乗せきれるくらい
すりおろしニンニク 小さじ4分の1くらい
すりおろしショウガ 小さじ4分の1くらい
ガラムマサラ 小さじ半分くらい
(カレー粉で代用可能)
こういう乾燥ポルチーニ茸がパスタ売り場に置いてあると思います。
香りが良いキノコなので今回はこれを使います。
なければ干しシイタケでも良いです。
ポルチーニ茸はぬるま湯で戻します。
この戻し汁は煮込みで使うので、捨てずに取っておきましょう。
ナスはヘタを取って、半分はさらに写真の右側のように細く8等分にスライスします。
この8等分した長いナスは、焼いて付け合せに使います。
スライスしなかった残り半部のナスは上下に半分に切り分けてたあと、3~4mm幅くらいにスライスします。
このナスを次に炒めます。
手間を惜しまないならば、ここでナスに塩を振り、5分ほど置いて、表面に浮いてきた水分をキッチンペーパーでふき取りましょう。
そうやってアク抜きをするとより美味しくなります。
油を多めに流したフライパンで強火で炒めます。
ナスがしんなりして色が変わったら大丈夫です。
素揚げしてもいいです。
一度揚げておいたナスはダシがよく染み込むのです。美味しく作るポイントです。
鍋にカップ4分の1くらいのお湯を沸かし、コンソメスープの素を入れて、ケチャップを入れて、よく混ぜます。
お皿に、このトマトケチャップ+コンソメスープを入れて、上で炒めた(または素揚げした)ナスを入れます。
このまま1時間ほど冷蔵庫で冷やします。
できれば、一晩つけておくと良く味が染みて美味しくなります。
キャベツの根元に切り込みを入れて、葉を破らないように気をつけながら剥がしていきます。
4枚剥がしましょう。
たっぷりのお湯で5分くらい茹でましょう。
今回はサボイキャベツという品種のキャベツを使ったので、よく見かけるキャベツと違って、細かいちりめん模様があります。
ゆでたキャベツは水で洗って軽く冷まし、芯の太い部分を、削り取るように切り離します。
出っ張った部分だけ、そぎ落とすように切り取ります。
葉は破らないように注意。
切り取った芯はダシが出るので煮込みに使います。
トマトケチャップに漬けておいたナスを取り出します。
ケチャップは後で使うので捨てないでください。
ポルチーニ茸は余分な水気はキッチンペーパーなどで軽くふき取ります。
(写真ではナスも軽くふき取ってありますが、そのまま使っても良いです。)
豚挽き肉のうち、半分だけボウルなどの器に入れて、卵を入れ、すりおろしニンニク、すりおろしショウガも入れ、塩コショウを軽く振って・・・
良く混ぜましょう。
残り半分のひき肉と卵をミキサーかフードプロセッサーで滑らかになるまで混ぜます。
塩コショウも一振りして混ぜましょう。
キャベツの葉に手で混ぜたひき肉の半分を塗ります。
その上にミキサーかフードプロセッサで混ぜたひき肉の半分を塗ります。
中央にポルチーニ茸とトマトケチャップに漬けておいたナスを並べます。
これを巻いていきます。
巻いてしまったら・・・
さらに反対側からもう一枚の葉を貼り付け巻きます。
こうやって2個分作って、ベーコンを巻きつけ、タコ糸でぐるぐる巻きにします。
ポルチーニ汁の戻し汁も使い、全体が浸かるくらいのお湯で1時間ほど弱火で煮込みましょう。キャベツの芯も入れておきます。
煮込んだあと、さらに一晩冷ますと味が染みこんでおいしくなります。
余談ですが、ひとつは茹でて作り、もうひとつは試しに蒸して作りました。
茹でたほうが断然美味しかったです。
付け合せのナスは油をひいたフライパンで強火で両面ともさっと焼きます。
最後に塩をふって味付けします。
ナスの味付けに使ったトマトケチャップにガラムマサラとマスタードを入れて・・・
良く混ぜてソースの完成です。
トマトソースなどにスパイスやマスタードなどで辛く味付けしたソースをディアブル(悪魔風)ソースといいます。
マスタードではなく、スパイス類で辛味をつけた真っ赤なソースのほうが多いように感じます。
お皿にソースを流し、付け合せのナスを置き、茹で上がったシューファルシを置いて完成!
手間がかかるけど、味が染みて美味しい~。
ナスもナスとは気がつかないほど味が染みてます。
もとの料理ネタを見れば分かりますが、オリジナル料理を作った人、四宮小次郎のイメージです。
この鬼~悪魔~!って感じでちょっと辛い悪魔風にしてみました。
でもホントは優しいヤツなんだよ。