最近、デロンギのコンベクションオーブンを買ったんですが、付属のピザストーンで焼いたピザが最高に美味しいのです。
さすが、イタリアのメーカー、ピザに関しては本気だったようです。
今まで知らなかったことをかなり後悔してしまうほど、何を作っても素晴らしい焼き具合。
私が使っている国産メーカー高級オーブンレンジより綺麗に焼ける・・・
色んなメーカーからコンベクションオーブンが比較的安い値段で出ていて、安いものだと実売で7000円台からあります。
オーブン調理の特徴やメリットについてまとめてみました。
コンベクションオーブンって何?オーブンと違うの?
コンベクションオーブンは熱風をファンで循環させる方式のオーブンだそうです。
なので、トースターのようにヒーターがあたる上下面だけ焦げ目がつくのではなくて、均一に焦げ目がつきます。
そのため、油で揚げないフライ(熱風ノンフライ調理)ができたりします。
ピザを焼く
付属のピザストーン。冷静にマニュアルを読むと「ピザ焼き用のレンガです。」と書いてあります。
コレ・・・レンガだったのか。
これをオーブンに入れて充分に余熱し、大き目のヘラやピザボードなどを使って高温のピザストーンの上にピザを置いて焼き上げます。
オーブンシートを敷いて、その上にピザを乗せると汚さずに綺麗に使えます。焼き具合も同じです。
まず冷凍ピザ。
生地がサクサク、パリパリに焼けてクリスピー!
冷凍ピザだとは思えない素晴らしい食感。
でも、見た目は冷凍ピザ・・・
お次は市販のチーズだけのピザ。
よくチルドコーナーに袋入りで売ってある大手ハムメーカーとかのピザです。
これもサクサクのクリスピーピザになりました。
市販のマルゲリータ。
これもサクサク。
そして調子に乗って強めに焼いています。
同じく市販のピザに、カットしたトマトとアスパラガスを乗せて焼いてみました。
これもサクサクなクリスピーな焼き上がり。
とても、市販のピザとは思えない素晴らしい食感です。
この食感。
石釜があるお店でしか食べられないと思ってました。
変わりモノな感じのイカ墨ピザも美味しく焼けました。
これも安いチルドのピザです。
油で揚げないノンフライ調理に挑戦
から揚げは美味しくできるのか?
鶏肉を、おろしニンニク、おろしショウガ、醤油、みりんを混ぜたタレに漬けて、軽く手で揉んで、1時間くらいおきます。
タレにつけておいた鶏肉を取り出し、片栗粉をまぶします。
ここまでは普通のから揚げの作り方ですね。
このまま揚げたら完成するはず。
ですが、今回はオーブンのダイヤルを「コンベクション」にあわせ、220度に余熱し、20分ほど焼きます。
オーブンによっては、熱風で調理する「コンベクション」、上下からヒーター加熱する「オーブン」の切り替えができます。
私が使っている機種も、ほかに上面ヒーターで焦げ目を付ける「グリル」、下ヒーターで下の面だけ焼く「スローベーク」、60度保温、ヒーターなしで風を回す「解凍」などの機能があります。
ほぼコンベクションしか使いませんけどね。
完成!
割とふつうに揚げあがってます。
油を使わずヘルシーです。
なにより油の温度を調整しなくて済むし、油の始末、油はねがなく、調理はオーブンがやってくれるので楽チンです。
後から知りましたが、焼いている途中で裏返したら焼き色がより均一になるようです。
焼き餃子にも挑戦
柄の部分が外れるフライパンに餃子を敷き詰めて焼いてみました。
取っ手の取れる~♪
ティファ~ル♪
245度(この機種の最高温度)で下ヒーターのみで加熱する「スローベーク」、充分に余熱して15分です。
水も大さじ2杯くらい入れます。
焼けたよ!
でも、餃子はフライパンのほうが上手に焼けて簡単かも。
オーブンのメリットは、すぐに食べない場合は、そのまま保温するのが楽ってことですね。
天ぷら、ぶり大根、チャーハンなど、何でもオーブンで作っちゃう人を知っています。
耐熱の容器さえあれば、設定した温度で煮る、揚げる、焼くができるので予想外に何でも作れます。
オーブンのメリットは温度管理が楽チンってことです。
温度と時間を設定しておけばオーブンが調理してくれます。
キッチンに匂いも籠もらず、ガスレンジ周りも汚れない。
オーブンの場合は、オーブンシートを使うと天板を汚さずにオーブン調理できます。
その代わり、余熱したりと何かと時間はかかります。
その他の高級オーブンはどうなの?
パナソニックのビストロ、シャープのヘルシオなど料理好きに特に人気のある国産家電の高級オーブンレンジはどうなんでしょうか?
実は私も使ってます。
国産家電のオーブンレンジはボタンひとつで簡単調理!多機能が売りですので、そのほうが良い!って人にとっては迷わず国産オーブンレンジでしょう。
海外家電は、基本機能の実力でのみ売ってて、機能はシンプルです。
国産オーブンでしか使えない加熱水蒸気機能で色々作ってみました。
まず、揚げないから揚げを作る
鶏肉にから揚げ粉をまぶしてオーブンの天板に並べます。
洗うのが楽なようにアルミホイルを敷いてます。
「から揚げ」を選んでGO!
油を使わずにから揚げ完成!
アスパラベーコン巻き
他にもアスパラをベーコンで包んで焼いてみたり。
油が落ちてヘルシー!
ハンバーグ
天板にアルミホイルを敷いて、上にハンバーグの肉ダネと野菜を置いて焼いてみました。
びっくりするほど普通に焼きあがりました。
全体的な焼き上がりの良さなどはビストロ、加熱水蒸気によるヘルシー調理はヘルシオに分があるような気がします。
加熱水蒸気調理って何?
水は100度を超えると沸騰して蒸気になりますが、加熱水蒸気はさらに蒸気を加熱して300度を越したものです。
そこまで高温なのでスチーム(蒸す)調理と違って、食品が水っぽくならず焼けるのです。
この加熱水蒸気は食品にあたると素早く内部まで加熱するそうで、油や塩分が抜ける効果もあるそうです。
栄養素は保って、油と塩分を抜く、ヘルシーな調理方法です。
オーブンを選ぶコツ
ぶっちゃけ料理好きにとっては、「庫内のサイズ」「設定できる温度の範囲」で選べばよろしいかと思います。
私の場合は、基本的にコンベクションオーブンを使っていますが、このオーブンは背が低いため、丸鳥などの大きなものは焼くことができません。
そういうときは大きな国産オーブンレンジです。
背が低いオーブンを選んだものわざとで、大きなオーブンは余熱に時間がかかる上に、広い庫内を加熱するので無駄が多いように思えるからです。
(ほとんどの料理って平べったいもんね!)
アスパラや、から揚げなど小さいものを焼くのに、長い時間余熱し、蓋を開けると大量の熱風・・・大きいオーブンはそんなストレスもあります。
一方、小さすぎるとピザが入らない・・・
ピザ焼き用コンベクションオーブンと大き目のオーブンレンジがあれば最高です。
微妙な落とし穴
多機能な家電オーブンレンジは、ほとんどが最高温度を保てるのは5分ほどという制約があります。
高温により電子回路が故障するのを防ぐためです。
ダイヤルでチン!のオーブンはそういう制約はありません。安いのに強いぜ。