蟹のパテ サーモン包み
こちらで紹介したミキュイが地味な見た目に仕上がったため、シャルロッテ風に仕上げてみました。
魚のすり身と蟹を使ったテリーヌが美味しかったので、中身は蟹のパテを使ってみました。
高級な見た目に仕上がって、美味しいのに、意外と安いのが魅力です。
材料(プリンカップ3つ分)
蟹の缶詰 2缶(お手軽に100円ショップの渡り蟹の缶詰を使いました)
白身魚のすり身 120g(刺身用のホタテ貝を使うとより美味しいと思います)
すり身はイワシのようなクセのあるものより、鯛やエソのようなクセのないものが合います。
卵 2個
牛乳 100cc
サーモンの切り身 200g
(私はブロックの切り身を使いましたが、薄切りにしてあるスモークサーモンが楽かもしれません)
市販のマリネ液 適量(白ワインビネガーとレモン果汁を混ぜて使ってもいいです)
ブランデー 大さじ1
あれば、ベビーリーフやイタリアンパセリなど緑色のハーブや野菜を少々添えると綺麗です。
こちらで紹介したような海老、ホタテ、蟹を使ったパテがもっと美味しいとも思うのですが、今回は、少し安く作れるようにアレンジしてあります。
ソースの材料(混ぜるだけでソースは完成)
ヨーグルト 50g
トマトジュース 50cc
レモン果汁 大さじ1杯
白コショウ 少々(白いコショウのほうが綺麗に仕上がります)
これらを良く混ぜておきましょう。
私は凝って作るときには、ソースの色がサーモンの色と同じになるように、トマトジュースの量を微調整したりします。
白身魚のすり身、卵、蟹の缶詰、牛乳、ブランデーはミキサーで良く混ぜておきましょう。
蟹缶によっては水気が多過ぎるものもあり、固まりにくくなるので、明らかに水気が多い場合は、すり身の量を増やすか、余分な水気を切るかしたほうが良いです。
内側にバターを薄く塗ったプリンカップに、ミキサーで混ぜたすり身を流して、蒸し器などで10分くらい蒸しましょう。
(写真は、少量の水を入れた鍋の底にお皿を置いて、その上にプリンカップを並べています。プラスチックの型は溶けたり変形するので、本当は金属製の容器がいいです)
サーモンは薄くスライスします。
斜めに削ぎ切ると、断面を大きくできるので、斜めに削ぎ切るのがコツです。
(最初からスライスしてあるスモークサーモンを使うとお手軽ですよ)
マリネ液に10分くらい浸しておきましょう。
プリンカップの内側にマリネしておいたサーモンを貼り付けます。
キッチンペーパーで水気を拭き取っておきましょう。
特に内側の水気は拭き取っておきましょう。
その上から、蒸しておいたすり身を入れます。
44度に冷ましてからカップに入れると5分ほどで余熱で火が通ります。
完全に冷めてしまったらサーモンのミキュイで紹介したように炊飯器の中に44度のぬるま湯を入れて、一緒にプリンカップも入れ、10分くらい放置しましょう。
ソースを流したお皿の上に、プリンカップの中身を取り出して完成!
ベビーリーフを上に乗せてみました。
帽子(シャルロット)に見える形に仕上がりましたね。
サーモンは生の状態とあまり変わらない色ですが、絶妙に火が通っています。
中は柔らかくてジューシーな蟹のパテです。
温度が高すぎると白っぽくなります。(45度を超えると白くなります)
高い温度で火を通すと独特の風味は消えて、普通の鮭の塩焼きのような風味になりますが、形がくずれにくいので、初めて作るときは火を通しても良いかもしれません。