イカの墨煮
イカやタコは海外では食べないという話を聞いたことがありますが、イカスミパスタやタコのマリネ、シーフードパエリアなどなど、イカやタコを使った料理も多いですよね。
イタリアのヴェネツィアでは、薬効があると言われて中世にイカスミが料理が流行ったそうです。
あまりイカを食べそうにないフランスでも、スペイン国境近くのバスク地方だとイカの墨煮なんかが名物料理のひとつだったりするようです。
ちょっとインパクトがある真っ黒な見た目。
でも結構おいしいと思います。
イカスミは血液をサラサラにする効果があって健康にも良いらしいですよ。
材料(2皿分)
イカ 1匹
イカスミ 少々
白ワイン 50cc
トマトペースト 大さじ1杯
タマネギ 半分
ニンニク 1片
アンチョビ 小さじ2杯分くらい
アンチョビはペーストのものか、ソースになっているものが使いやすいです。
イカを捌くところから載せていますが、既に切ってあるイカを買ってきたほうがお手軽に作れます。
イカの下ごしらえ
胴の部分から、足の部分を引っこ抜きます。
皮を剥いた後は、あまり水にさらさないほうが良いので、先に洗っておきましょう。
胴体の内側も洗います。
エンペラ(先端の三角形の部分)を剥がします。
関係ない話ですが、ナポレオンの帽子に似た形なのでエンペラー(皇帝)と呼ぶと聞きました。
ホンマかいな?
皮を剥がします。
ふきんなどを使うと手が滑りにくいので剥がしやすいです。
私はキッチンペーパーを使いました。
中にある、透明の骨のような甲(中骨)を引っこ抜いて取りましょう。
写真の下のほうに写ってる細長いものが、イカの甲です。
足は、目の下の部分から切り離しましょう。
切ったところあたりにある、硬いものは、イカのクチバシなので取り除きましょう。
この目のついた、イカの中身ですが、真ん中に筋のようなものが見えています。
(このイカはスルメイカです。イカによって墨袋の場所が少し違います。)
この墨袋の中の墨を料理に使っても良いですが、スルメイカの場合は少ししか墨がとれないことと、取り出すのが大変なので、市販のイカスミを使いましょう。
イカ墨はインクに使われていた時代があったそうです。なかなか取れないので注意してください。
イカの墨煮を作る
イカの銅は輪切りにします。
足も食べやすい大きさに切っておきます。
ニンニクとタマネギは細かくみじん切りにします。
オリーブオイルを流したフライパンでニンニクとタマネギを炒めましょう。
中火でじっくり炒めます。
イカも入れて炒めます。
イカが白っぽくなってきたら、白ワインも入れます。
白ワインが沸騰してきたら、トマトペーストも入れて混ぜましょう。
イカスミも入れて混ぜ、2分くらい弱火で煮ましょう。
お皿に盛って完成!
イタリアンパセリも添えています。