からしレンコン
昔、病弱なお殿様のために考え出された料理だそうで、明治時代までは細川家の門外不出の料理だったそうです。
レンコンには造血剤としての効果が優れ、食欲増進作用があるそうです。
揚げたてのからしレンコンは美味しいし、日本酒にもあいます。
チーズを乗せて焼いたり、サンドイッチにはさんでもおいしいですよ。
材料
レンコン 1本
白味噌 大さじ8杯
ねりからし 大さじ2杯
パン粉 大さじ3杯
はちみつ 大さじ2杯
ターメリック 小さじ2杯(なければカレーパウダーで。食用色素「黄」でも。)
小麦粉 カップ1杯
酢 少々
本当は、白味噌と粉からしだけでも作れます。
お手軽にチューブ入りの練りからしを使う場合は、水分が多過ぎてたれてくるので、パン粉を使って固くするのです。
ハチミツを混ぜておくと辛さを抑えることができます。
辛いのがお好みな方はからしを多めに入れましょう。
レンコンはたわしなどで擦って薄皮を剥き、良く洗って、両端を切り落としましょう。
包丁で綺麗に皮を剥くよりも、たわしなどで擦って傷つけたほうが、衣が付きやすいのです。
酢をまぜたお湯で5分間くらい茹でましょう。
レンコンが黒く変色しないためにお酢を入れます。
鉄の鍋などもレンコンが黒くなる原因なので、フッ素コートやステンレスの鍋が良いです。
ザルなどにあげて、水気を切って冷ましましょう。
キッチンペーパーで水気をよくふき取り、しばらく乾かしておきます。
上手に揚げるためにも水気は残さないようにしましょう。
白味噌、からし、ハチミツ、パン粉を混ぜましょう。
味噌の種類により、柔らかいものもありますが、ポタポタ垂れてしまうなら水分量が多過ぎますので、パン粉を混ぜて固めにしましょう。
何度か味噌にレンコンを押しつけて、味噌をレンコンの穴に詰めていきましょう。
レンコンの穴の上のほうから味噌がはみ出してくるので、ふき取って、お皿の上かキッチンペーパーの上で8時間以上(一晩くらい)放置しましょう。
こうして、味噌の味を染みこませます。
小麦粉と水を同じ量だけ溶いて、ターメリック(またはカレーパウダー)を入れて衣を作ります。
レンコン全体に衣をまとわせましょう。
レンコンの水気を拭いて、小麦粉を薄くまぶすと衣がつきやすくなります。
竹串などに刺して、170度くらいの油で5分くらい揚げましょう。
竹串で持ち上げて、なべ底にくっつかないようにして揚げます。
衣を垂らして、油の中ほどまで沈んで、すぐに浮かんでくる温度がだいたい170度くらいです。
軽く油を切ったら、熱々のうちに1cmくらいの厚さにスライスしましょう。
お皿に盛って完成!
チーズを乗せてオーブンで焼いてもおいしい。