ガチョウに優しいフォアグラ
古代ローマ人が、太ったガチョウの肝を食べたらおいしかった、ということに気が付いたのが、ガチョウにとっては運の尽きだったようです。
現在では、強制的にガチョウにエサを詰め込む飼育方法が残酷だと批判され、カリフォルニア州ではフォアグラが販売禁止になったそうです。
フランスはカリフォルニア産のワインをお店で出すなとやり返してますね。
そんな騒いでる人達は置いといて、ガチョウが1匹も犠牲にならないフォアグラもどきを作ってみました。
キャビアもどきの「貧乏人のキャビア」のレシピも公開しています。大人気です。
材料
卵 2個
粉チーズ 大さじ1杯
バター 小さじ2杯くらい
コンビーフ 1缶
あれば、ラードか牛脂を少し混ぜたほうがおいしいです。
カナールオイル(鴨油)を混ぜたらかなり美味しいですけど、手軽に売ってないんですよねえ。
卵は白身と黄身を分けておきましょう。
卵を半分に割ったら、卵の殻に黄身を乗せて、もう片方の殻に黄身をそっと移して、白身だけ下にこぼして分けると良いです。
自信がない場合は、100円ショップなどに売ってあるエッグセパレータで分けたり、スプーンですくうと良いと思います。
コンビーフ缶をカリカリ空けましょう。
ミキサーかフードプロセッサーにほぐしながらコンビーフを入れ、バター、卵黄、粉チーズも入れ・・・
滑らかになるまでしっかり混ぜましょう。
あればラードか牛脂、カナールオイルなども大さじ1杯くらい混ぜても良いです。
ここで作ったものが味のベースとなるものです。
白身だけをホイッパーなどで泡立てます。
クリーム状になるまでしっかり泡立てましょう。
泡だて器を使って、自力でがんばっても良いです。
この白身が柔らかい食感のベースとなります。しっかり泡立てましょう。
こんな風に形が崩れないくらいしっかり泡立てます。
ここで作ったものが食感のベースとなるものです。
最初に作っておいた、コンビーフを混ぜた味のベースと、次に作った卵白の食感のベースを混ぜます。
あまり泡を潰さないように、ヘラなどで切るように混ぜるのがコツです。
だいたい均一の色に混ざったらOKです。
耐熱性のある器などの内側にバターを塗ります。
最後に取り出しやすくするために、しっかり塗っておきましょう。
バターを塗った器に材料を全て流し入れましょう。
そしてこの器ごと10分くらい蒸します。
蒸し終わったら、器に入れたまま冷まします。
冷ましたら、崩れないように中身を取り出しましょう。
このままでも食べられますが、本物のフォアグラと同様に調理しても良いです。
これが完成したフォアグラもどき。
一度冷ましたほうが切りやすいし扱いやすいです。
熱々のうちは崩れやすいかも。
斜めにカットします。
多めに油を流したフライパンで、揚げ焼きにするくらいの勢いの強火で、表面だけさっと焼きました。
高い温度の油で表面を焼いたので、表面だけフライのようにカリっとした部分ができます。
ソースはお好みのものを使いましょう。
今回はフォアグラもどきを焼いたフライパンにバルサミコ酢を入れて、分量が3分の1くらいになるまで煮詰めてソースにしてみました。
お皿にソースを流して、フォアグラ(もどき)ソテーを乗せて、イタリアンパセリを添えて完成!
フォアグラ(もどき)ソテーを一口大に切ります。
そしてサラダと混ぜるだけで完成!
ドレッシングはお好みのものをどうぞ。
50%OFF
安売りのフォアグラがあったので買ってみました。
52g 520円
本物のフォアグラは、焼くと油がたくさん出てきます。
油をひかずに焼きます。
どこからこんだけ油が出てきた?
元々冷凍品だったものを解凍して、さらに消費期限ギリギリだったんでしょうか?
匂いやクセが強くて残念な結果になりました。
安売りは安いだけの理由があるんですね。
このお店は、変わったものが売ってあります。
こちらで使用した厚すぎるステーキも同じ店で買いました。
ヘンなものに限って「おすすめ品!」的なシールが貼ってあるような気が。
自力でフォアグラもどきを作れるようになれば、安いし、味も安定してるし、ヘルシーで良いですね。