フォアグラのソテートリュフ添え ペリグーソース
「安くて簡単でおいしい」がこのホームページのコンセプトですが、今回はリッチにフォアグラのソテーです。
贅沢にトリュフを乗せて、ソースもトリュフで作ってます。
安くはなかったけど、素晴らしく豪華なオードブルができました。
フォアグラソテーの材料(2人分)
フォアグラ 80g~100g程度のスライス2枚
黒トリュフ 1個
ペリグーソースの材料
ポルト酒 カップ3分の1くらい
フォンドヴォー 大さじ3杯分くらい
黒トリュフ 1個
ポルト酒、マディラ酒、マルサラ酒はどれも同じです。
酒精強化ワインというワインです。
ポルト、マディラ、マルサラは産地の違いだけで、お酒の作り方自体は同じなのでどれも同じ扱いで作れます。
銘柄などにより甘かったり、辛口だったり風味が違いますが、特にポルトとマディラが違うというわけではないです。
フォンドヴォーは仔牛のフォン(ダシ)です。
ご家庭で作るのは大変なので、カレーコーナーや調味料のコーナーにあるフォンドヴォーを使いましょう。
ペーストタイプ、固形タイプ、粉末タイプなどあると思いますが、固形などのはお湯で溶いて使いましょう。
フォアグラの解凍の仕方
日本国内でフォアグラを買うとほとんどの場合は冷凍ものになると思います。
急に解凍すると油が分離してしまうので、時間をかけて自然解凍しましょう。
つまり、レンジで解凍しちゃだめで、冷蔵庫に1日くらい入れてゆっくり解凍しましょう。
焼き始める20分くらいまえに室内に置いておきましょう。
読まなくてもいいですが、フォアグラの種類
もともとは、ガチョウの肝を食べたローマ人が、これはおいしいと気が付いたのがフォアグラの最初だと聞きましたが、現在では鴨のフォアグラも一般的です。
フォアグラ ド オア = ガチョウの肝臓
フォアグラ ド カナール = カモの肝臓
オアのほうが、飼育の手間などの影響で高いらしいです。
ですが牛肉などと比べても特別に高い食材ではないので、興味がある方は通販でどうぞ。
読まなくてもいいですが、トリュフの種類
まず、黒トリュフと白トリュフがあり、白のほうはとてもとても高価なのでこのページでは扱わないようにしてます・・・
黒トリュフのほうも瓶詰でマッシュルームにも満たない大きさのものが2個で3000円とかしますので、決して安くないです。
中国産のものでイボセイヨウショウロというものが安い代用品として出回ってるそうですが、本来のトリュフはイタリアとフランスにまたがる僅かな地域でしか採れず、とても高価になってしまうそうです。
高価なだけでなく、輸送中にダメになってしまうものも多いので、日本のレストランでも扱うのが難しいと聞いたことがあります。
白トリュフは現地のレストランでも「ひと削りいくら」で扱われるところもあって、とても高価なようですね。
しかし、他に代えがたい素晴らしい香りがして料理を激変させてしまうので、ぜひ安定供給されるようになってほしいです。
当たり外れがあると思います。
断面が真っ黒なものや・・・
断面がベージュ色のものがありました。
よく見ると大理石のような模様をしています。
フォアグラのソテーの作り方
トリュフ2個はスライスして・・・
(スライサーが便利です)
スライスして形のいいものは上に乗せる用に半分くらいはとっておいて、残り半分は細かくみじん切りにします。
みじん切りのほうをソースに使い、スライスのほうはソテーに乗せるためにとっておくのです。
瓶詰のトリュフを使った場合など、トリュフの汁がある場合は、捨てずにソースに使いましょう。
フォアグラは中火で焼きましょう。焦げ目がついたら裏返しましょう。
油がどんどん出てくるので油はひかずに焼きましょう。
40~60秒くらいで焦げ目がついてくると思います。
裏面も同じように焼きましょう。
フォアグラを取り出したら、フライパンに残った余分な油をキッチンペーパに軽く吸わせてから、このままこのフライパンでソースを作りましょう。
ペリグーソースの作り方
フライパンにマディラ酒とフォンドヴォーを入れて軽く煮詰めましょう。
トリュフの瓶詰を使った場合など、トリュフの汁がある場合は一緒に入れましょう。
3分の1くらいに煮詰まってきたらトリュフのみじん切りを入れて軽く混ぜて完成。
お皿に盛って、トリュフのスライスを乗せてソースをかけて完成!
イタリアンパセリとセージも添えています。
上の写真はカナール(ガチョウのフォアグラ)ですが、こちらはオア(ガチョウのフォアグラ)です。
味も似てますが、見た目もそっくりです。